わたしはなんにもしたくない。
 
 
 
■ と呟きながら、夏の日をすごしていた。
 忙しいのである。
 一定の休暇を取るにはやらねばならないことが多々あって、なんて人生は短いのダロウ。
 自分のことだけを考えていればいい時代というのがあって、それはそれで漠然としていたものだけれども。