繰り返しの芸。
 
 
 
■ ある作家の方が、キーホルダーにシガー用のパンツじゃなくて、パンチをぶら下げている。
 おお、君もなんとかを吸うのか、と言われ、穴を開けていただいたことがあったが、隣の編集者なんだろうか妙に仇っぽい妙齢に、失敗談とも自慢ともつかないお話をされていた。
 先生それ、前にどこそこでお書きになっていませんでしたか。
 と、思ったが、芸というか話というのは繰り返されることで定番になっていく。