元町にすむ猫 3.
 
 
 
■ 脚のかたちが綺麗だった。
 料理は味付けを覚えておらず、出汁を取ることを説明するのが億劫になる。
 忘れた頃の横顔が子供のようで、落とせばみなそのようだ。