新満洲。 
 
 
 
■「拓け満蒙」「新満州」「開拓」
 などと名を変えた雑誌類は、今も古本市場で高値をつけている。
 私はまだ入手したことはないのだが、その複製を眺めていると、非常にビジュアルな構成で写真家の力量は並大抵ではない。
 ロシア構成主義というのですか。革命前後のあの辺りと、例えばナチス「美の祭典」に代表されるプロパガンダは裏表なのだけれども、そうした近代化の流れが我が国にも確かにあったのである。
 そしてその流れというのは戦後に繋がっている。 
 
 
 
■「FRONT」については90年代後半、読売のYOMINETに何度か書いた。
 その後、編集のガッコでも触れた覚えがあって、広告屋のくせにいいんですか、とか読者というか生徒さんに言われたこともある。
 別にいいんだそんなもな。