水色のぜいたく。 
 
 
 
■ あるとき、日吉坂を走っていると90年代後半か00年代初期のマセラティがいる。
 ドアが4枚のそれで、今眺めると端正を絵に描いたような形である。
 雨の後、トランクの辺りとか拭いているんだろうなあ、と思えるような程度の良さだった。 
 
 
 
■ あの機械的にはほとんど腐っていると言われる時代のマセに心惹かれる瞬間があって、どうしたもんかいなと思っている。
 いずれ総入歯になった頃合、手元に置くというのもいいのかドウカ。