賦存なり。
 
 
 
■ この言葉の意味を識ったのは、草柳大蔵さんの女性向け単行本である。
 東横線、日吉か綱島界隈の古本屋で買った。
 師匠の大宅さんは元マルキスト周辺なのだが、たいそうに不良で、ほとんど歯を磨いたことがない。結果、40を前にして総入歯になったとモノの本に書いてある。
 
 
 
■ 物書きもジャーナリストも、案外にはやく亡くなる。
 梶山さんなどは、今の私よりも年下ではなかったか。
 老成と言えば時代なのだが、生き急いだという感じも否めない。