風について 3.
 
 
 
■ 代表作というのは3つあればいい。
 という説がある。
 毎年、そうした作品が作れる訳ではないのだと。
 
 
 
■ これはとても含みのある話で、好きな小説家や絵描き、デザイナでも写真家でも。
 彼(もちろん彼女)が世に知られるきっかけとなった一作が必ずある筈である。
 なかどころで一作。その後に一作。
 
 
 
■ 後は何かと言えば、その変奏曲なのだろう。
 それをマンネリと呼ぶのは簡単だが、ひと目みてこれは誰だというスタイルを作るのがどれだけ難しいことか。
 スタイルを保ちつつ、老けていくことがどんな技なのか。