擬態のR.
 
 
 
■「擬態」という小説があるのだが、訳あって読み直していた。
 90年頃のものだから、初代32のGT-Rが出てくる。911、964のターボなどは簡単にうっちゃることができた結構な名車だと、今にしては思う。
 ちょっといじれば400-500ps.
 好きな人は同じものが買えるだけの金額でレストアを施す。
 専門の雑誌も出ているくらいなものだ。
 
 
 
■ かつて、商社に勤めていた後輩というかなんというかがそれに乗っていて、時々箱根にいっていた。彼はまだ結婚前で、都庁の見える辺りの月極に駐めていたらかなり悪戯されたらしい。
 その気持は少しだけ分かる。また悪戯で済んだだけ、牧歌的な時代だった。