青い花 2.
 
 
 
■ 左に折れて大黒に入る。
 飛ばしはしない。アンダーが出るか出ないかのところで、リアのグリップを確かめている。
 マニア以外にはどうでもいい話なのだが、この辺りが車や単車の面白いところで、ややベタな表現ではあるが「語り合いながら遥かに」というところなのである。
 
 
 
■ このコピーは70年代初め、ホンダCBの広告に使われていた。
 ツインの250とか350。後者は実際には330と少ししかなかったのが、ただ飛ばすだけではない、そこに味を求めるという姿勢は別にCBに限ったことではなく、元々嗜好品とはそういうものである。