東京湾岸道路。
 
 
 
■ 同名の小説が確か片岡義男さんにある。
 映画になったような記憶もあって、草刈正雄さんがハーレーに跨っていたのではなかろうか。ハーレーは、ベルトドライブになる手前くらいの奴である。
 村上春樹氏と片岡さんを並列で読むような時代が確かにあった。
 私は遅れて入ったが、決して軽くは置けない部分が残り、例えばコピーを数本という注文の際、書店で束にして買ってくることもあった。
 端的に切り取りが旨いのである。
 その空気、間合いの取り方を読んでいく。