夫の意気地なしを嘆く妻へ。
 
 
 
■ 大正6年3月の「主婦の友」創刊号にそうした記事がある。
 誰が書いているのかと思えば、新渡戸稲造(法学博士・農学博士)であった。
 今私はそれを書き写したい欲求に少しだけかられているのだが、意気地がないからやめにする。