蝋梅 3.
 
 
 
■ 一月も後半になると、冬であることが習いになる。
 廻るべき仕事がいくつもあって、かといって先が視えている訳でもない。
 つまり、日常が始まったということなのだが、そろそろ髪も伸びていた。